結婚式って本当に必要なのか。SNSで友人の豪華な結婚式を見たり、親から「絶対にやるべき」と言われたり、世間一般的には「人生の一大イベント」とされていますよね。でも、心の奥底では「正直バカバカしいのでは?」と感じている人も多いのではないでしょうか。

実は、結婚式を挙げない選択をする人は年々増加しており、2022年の調査では約47.9%の人が「費用が高いから」という理由で結婚式を挙げていません。さらに34.0%の人が「結婚式に意味を見いだせなかった」と回答しています。あなたの疑問は決して少数派ではなく、多くの人が同じ葛藤を抱えているのです。

この記事では、結婚式をバカバカしいと感じる理由と、実際にやらない選択をした人の本音に迫ります。結婚式について改めて考え直すきっかけになれば幸いです。

結婚式がバカバカしいと感じる人の割合と背景

まず、結婚式についてどう感じているか、実際のデータを見てみましょう。

結婚式をしなかった理由の統計データ

ハナユメの結婚式準備ガイドによると、結婚式や披露宴をしなかった人の理由は以下の通りです:

  • 費用が高かったから:47.9%
  • 結婚式に意味を見いだせなかった:34.0%
  • 夫がやりたくなかったから:21.3%
  • 妻がやりたくなかったから:21.3%
  • 家族・親族がやりたくなかったから:5.9%
  • その他:9.0%

驚くべきことに、全体の約半数近くが「費用」を理由に挙げており、さらにその次に多いのが「そもそも意味がない」という理由です。つまり、多くの人が経済的な負担と価値観の不一致で悩んでいるのです。

結婚式の平均費用と自己負担額

一般的な結婚式の費用は300~400万円程度と言われています。ご祝儀である程度は補填されますが、自己負担額は平均150~200万円程度に上ります。これは決して小さな金額ではなく、新居の購入資金や今後の生活設計に大きな影響を与えます。たった1日のためにこれだけの金額を使うことに、疑問を感じるのは当然かもしれません。

結婚式がバカバカしいと感じる5つの理由

1. 圧倒的な費用対効果の悪さ

最も大きな理由は、やはり「お金」です。300~400万円という額は、多くの人にとって人生で最も大きな買い物の次に来るものです。新車が買える、家のリフォームができる、子どもの教育費に充てられるなど、多くの選択肢があります。たった1日のイベントにこれだけの金額を使うことに対して、「本当に必要か?」と疑問を持つのは自然な感覚です。

ご祝儀で一部補填されるとはいえ、準備期間中の交流費や衣装代、アクセサリー、ヘアメイク、写真撮影など、様々な追加費用が発生します。気づけば予算を大きく超えている、というのはよくある話です。

2. 親や世間の期待に応える義務感

「結婚したら式を挙げるのが当たり前」という世代の親からのプレッシャーは大きいものです。友人たちのSNS投稿を見ると、豪華な式場、美しいドレス、幸せそうな表情が並びます。でも、それは演出された一面に過ぎません。

自分たちの気持ちより、親や世間体を優先させて数百万円を使うことに、違和感を覚える人が増えています。「私たちの人生なのに、なぜ他人の期待に応える必要があるのか」という問い自体は、非常に合理的です。

3. 準備プロセスのストレスと時間浪費

結婚式の準備は想像以上に大変です。式場選び、衣装合わせ、招待客の選定、席順決め、引き出物選び、当日の細かい打ち合わせ……。カップルの時間を奪うことになります。

特に仕事が忙しい時期と重なると、準備ストレスで喧嘩が増えることもあります。「2人の結婚式なのに、なぜこんなに協力してくれないのか」という衝突も珍しくありません。準備過程での精神的な負担を考えると、「本当にやる価値があるのか」と疑問を持つのは自然です。

4. 招待ゲストへの気遣いと人間関係の煩雑さ

誰を招待するか、誰を招待しないか。これは予想以上に難しい判断です。友人関係が複雑な時代、招待状を出すことで関係がぎくしゃくすることもあります。また、高齢の親族への気配り、子どもがいるゲストへの対応、遠方のゲストの交通手段確保など、細かい配慮が必要です。

結婚式という「やらなければいけないイベント」のために、人間関係に気を使い続けることに疲れる人も多いのです。

5. デジタル時代における価値観の変化

昭和の時代には、結婚式は人生の大切な通過儀礼でした。しかし、今はどうでしょう。SNSで友人の様子は常に見られますし、「お互いを愛している」という意思確認は結婚式がなくても十分に成立します。

若い世代ほど、「形式よりも実質」を重視する傾向があります。結婚式という華やかなイベントより、その後の夫婦生活の方がはるかに大切だという価値観は、非常に現代的で合理的です。

結婚式をやらない選択をした人の本音

お金は他の選択肢に使いたい

結婚式をしなかった人の多くが口にするのが、「その分のお金を有意義に使いたかった」という意見です。住宅購入の頭金、子どもの教育費、両親への恩返し、趣味や旅行など、人生には他にも大切なお金の使い道があります。

結婚式という「世間一般的に重要とされるイベント」に数百万円を使うより、自分たちにとって本当に価値のある選択にお金を使いたい。これは消費行動として、非常に理にかなった判断です。

親との関係性によっては妥協も

結婚式をしない選択をした人でも、「親がやってほしいと強く言ったから小規模な式を挙げた」という人も少なくありません。完全に式をしないのではなく、神社での挙式のみ、家族と親友だけでの小さな食事会、フォトウェディングのみなど、妥協点を見つけている人たちもいます。

大切なのは、「自分たちにとって何が必要か」を基準に判断することです。

後悔は意外と少ない

「結婚式をしなくて後悔している」という声は、実はそこまで多くありません。むしろ「あのお金があれば今こうしていたのに」という後悔の方が多いくらいです。人生で最も大切なのは結婚式当日ではなく、その後の夫婦生活です。数百万円を新生活に充てた方が、よほど人生が豊かになったと感じる人が大多数です。

よくある質問と回答

Q1: 親が結婚式をするよう強く言ってきた場合、どうすれば?

親の世代にとって結婚式は「社会的責任」であり「子どもの人生の大切なイベント」です。いきなり「やらない」と言うのではなく、まずは親の気持ちを聞きましょう。その上で「私たちにとって本当に必要なもの」を丁寧に説明することが大切です。

完全に式をしないのではなく、小規模な式や写真撮影など、折衷案を探すのも一つの方法です。親の満足度と自分たちの意思のバランスを取ることが重要です。

Q2: 結婚式をしないと、後々人間関係に影響する?

友人関係は結婚式の有無では決まりません。大切なのは日頃の付き合い方です。結婚式をしなくても、個別に友人たちと食事をしたり、新婚旅行のお土産を配ったりするなど、感謝の気持ちを伝える方法はいくらでもあります。むしろ、無理をして多額の費用をかけるより、気の置けない関係を保つ方が有意義です。

Q3: 数年後に「やっぱり式を挙げたかった」と思うことは?

完全にゼロではありませんが、実際には少数派です。結婚式という「華やかなイベント」の記憶より、その後の夫婦生活、子どもの成長、家族との時間の方がはるかに人生に影響を与えます。後悔するなら「お金の使い方」についてでしょう。つまり、事前にしっかり考えて判断できていれば、後悔の可能性は低くなります。

Q4: フォトウェディングなど、代替案は実際どう?

フォトウェディングやプロポーズフォト、家族だけでの食事会など、代替案を選ぶ人も増えています。費用は結婚式の10分の1程度で済み、思い出も残ります。自分たちに必要な「記念」が何かを考えることが大切です。

まとめ:自分たちにとって本当に大切なものを選択しよう

結婚式がバカバカしいと感じるのは、決して間違った感覚ではありません。むしろ、人生で最も大きなお金の選択肢の一つについて真摯に考えている、その思考プロセス自体が大切なのです。

重要なのは、世間一般的な「当たり前」に従うのではなく、自分たちの人生観、価値観、経済状況に基づいた判断をすることです。結婚式をするもしないも、人生の選択肢として等しく尊重されるべきです。

もしあなたが結婚式をバカバカしいと感じているなら、その感覚を大切にしてください。そして、パートナーと親とじっくり話し合い、自分たちにとって本当に必要な形を探りましょう。完全にしない、小規模にする、フォトウェディングにする、親族だけ呼ぶなど、選択肢は多様です。

人生で最も大切なのは結婚式当日ではなく、その後の毎日です。自分たちらしい選択が、最終的に最も満足度の高い人生につながるのです。

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